表彰・認定制度スタートにあたって
この度、いよいよ「福利厚生表彰・認証制度」がはじまりました。
この表彰・認定制度には大きく二つの目的があります。
第一に、日々の厳しい企業経営のなかでも福利厚生を活用しながら従業員を大切にしようとご努力なさっている日本企業に対する顕彰です。これまでわが国の企業の多くは従業員との一体感や忠誠心を競争力の源泉として成長を実現してきました。
少子化のなかで人材不足に苦慮されている企業が多いなか、そうした頑張る企業が労働市場から正当な評価を得られることに寄与できればと考えています。
第二の目的は、そうした従業員を大切にしようと努力し、成果を上げている企業を、新卒学生諸君を始め労働市場の多くの人材に認知、理解してもらうことです。労働市場には様々な企業情報が氾濫しており、就職活動を行う求職者にとって自分の就労ニーズに合致した企業を発見することは難しい状況です。働きやすい企業、従業員を大切にし、家族に配慮してくれる良い企業がどこなのか、わかりやすい第三者情報として市場に伝達できればと考えています。この情報が効率的な就職活動の参考となることを期待しています。
多くの企業にこの主旨をご理解いただきチャレンジしていただけることを願っております。
福利厚生表彰・認証審査委員会委員長
山梨大学教授/福利厚生戦略研究所 代表 西久保 浩二