常に現場からの声に耳を傾け、福利厚生も「自慢できる会社」に

現場の声で実現した、「不妊治療を積立休暇で」
ナブテスコオートモーティブのモットーが「将来にわたって自慢できる会社になる」こと。
その要素のひとつとして重要視しているのが、福利厚生です。
アンケートはもちろん、オンラインの相談箱などの制度を通して、従業員の要望はすべて総務人事部に入ってきます。現場との距離は近く、直接、声があがってくることも珍しくありません。そんな声からどれほど活用されているのか既存の制度の利用実績を把握することはもちろん、改正・改善にも取り組んでいます。
声のひとつをもとに2025年から制度を改善したのが、消滅する有休を積み立てておける「積立休暇」として使える項目のひとつに不妊治療を加えたことです。
有休だけでは足りない。上司が男性では休みにくい。工場勤務では治療のための時間を取りづらい。そんな声がにあがってくるようになったことから、制度の改善に踏み切りました。
増えてきた声に応えて改善した育児両立支援
育児と仕事の両立支援も充実させてきました。時短勤務は子どもが小学校卒業まで可能にし、子どものケガや病気のための看護休暇や行事休暇は中学校卒業まで取得することができるようにしました。また、普段から育児の時間を取りやすいよう、フレックスや在宅勤務などの制度も整えています。
一方では楽しむことも忘れていません。東京・横須賀、山形の各拠点ではボーリング大会やバーベキューなど交流を深めるイベントを盛んに実施しています。

コロナ明けに「やらないんですか?」という声に押され、再開したのが山形工場で行っていた芋煮会です。会社あげてのイベントにしたいと、関東からの参加を試みたり、いまはオンラインで結ぶことを検討中です。
同社ではアンプティサッカーの日本代表選手が働いていますが、彼の指導による社内のサッカーイベントも人気です。
また、毎月最後の金曜日を16時終業にして残業を禁止する「プレミアム・フライデー」は、他社から「まだ、やってるの?」と言われることもありますが、大好評につき続けています。

オンライン時代だからこそ見直すべき住宅制度
もうひとつユニークな制度としては「ペットの弔事休暇」も積立休暇のひとつとして取れるようにしたことです。ペットは家族であり、なくした社員の心労を考慮して制度化しました。
最近は、オンラインによる採用面接が定着し、全国各地から人材を採用できるようになったことで、住宅制度への関心が改めて高まっています。
会社で単身寮や社宅を借り上げていますが、単身寮では東京都内や横浜でもひと月6~7千円ほど、社宅では1万5千円~2万円ほどで住むことができます。契約もすべて会社が行うので負担は本当に少なく、新卒採用の際も大きな関心が寄せられていました。
いまも人事部へ寄せられる要望は増える一方です。従業員は自分でネットで調べて、こんな制度はないのか、できないのかと要望を出して来るようになりました。たとえば確定拠出年金(DC)のマッチング拠出もそのひとつです。現在、制度化を検討中です。
同社ではこれからも従業員の声をもとに、「自慢できる要素」をひとつひとつ積み上げていくそうです。